AWS SAA 試験勉強(7日目)
投稿日:2026/03/07
今回は AWSのストレージサービス比較(S3 / EBS / EFS / FSx) を整理します。
SAA試験では、「この用途にはどのストレージを使うべきか?」という ストレージ選定問題 が頻繁に出題されます。
そのため、それぞれのストレージの 用途・特徴・違い を理解しておくことが重要です。
1. AWS ストレージの3大分類
まずは、データの扱い方の違いで分類を頭に入れましょう。
| 分類 | サービス | イメージ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| オブジェクト | S3 | 巨大な倉庫 | 安価、無制限スケーラビリティ、APIアクセス |
| ブロック | EBS | PCの内蔵SSD | 高速、EC2専用、OSインストール可能 |
| ファイル | EFS / FSx | 共有フォルダ | 複数サーバーで同時共有(NFS/SMB) |
2. S3(Simple Storage Service):高耐久な万能ストレージ
試験で最も登場回数が多いサービスです。
- 耐久性: 99.999999999%(イレブンナイン)。データが消えることはまずありません。
- ストレージクラスの使い分け:
- Standard: 頻繁にアクセスするデータ。
- Intelligent-Tiering: アクセスパターンが予測できない場合(試験の推奨回答になりやすい)。
- Standard-IA: アクセスは少ないが、必要な時は 即時 取り出したい。
- Glacier Deep Archive: 年1回の監査用など。取り出しに12時間かかるが、最安。
試験のポイント:
「静的ウェブサイトホスティング」や「データレイク」というキーワードが出たら S3 一択です。
3. EBS(Elastic Block Store):EC2の相棒
EC2インスタンスに「直接」接続するディスクです。
- 性質: 特定のAZ内に存在します。
- ボリュームタイプの選択:
- gp3 (汎用SSD): コストと性能のバランス。デフォルトの選択肢。
- io2 (プロビジョンドIOPS): 巨大なDBなど、極めて高いI/O性能が必要な場合。
- st1 (スループット最適化HDD): ビッグデータ分析など、大きなファイルのシーケンシャル読み込み用。
4. EFS vs FSx:共有ストレージの使い分け
複数のEC2やオンプレミスから同時にアクセスしたい場合に使用します。
EFS (Elastic File System)
- 対象: Linux環境(NFSプロトコル)。
- 特徴: サーバーレスで容量制限なし。数千台のEC2から同時接続可能。
FSx (特定用途向け)
- FSx for Windows File Server: Active Directory 連携や Windows 特有のプロトコル(SMB)が必要な場合。
- FSx for Lustre: 機械学習やHPC(高性能計算)。爆速でデータを処理したい時。
- FSx for NetApp ONTAP: オンプレミスのNetApp環境をそのまま移行したい時。
5. 【補足】データの移行・転送サービス
ストレージを選んだ後、「どうやってデータをAWSに持ってくるか」も問われます。
- AWS DataSync: オンプレミスから S3/EFS/FSx へ、インターネット越しに高速転送する。
- AWS Snowball Edge: 数十TB〜の膨大なデータ。物理的な「輸送用デバイス」を借りてデータを移送する。
- Storage Gateway: オンプレミスからキャッシュ感覚で AWS ストレージを使うための「架け橋」。
ストレージ選定の「決め手」早見表
- 「複数のEC2でファイルを共有したい」
- 回答:Linuxなら EFS、Windowsなら FSx for Windows。
- 「ミリ秒単位の低遅延でDBを動かしたい」
- 回答:EBS (io2/gp3)。
- 「10年間の保存義務があるが、コストを極限まで下げたい」
- 回答:S3 Glacier Deep Archive。
- 「数PBのデータを物理的に安全にAWSへ移したい」
- 回答:AWS Snowball Edge。
まとめ(7日目の振り返り)
ストレージ問題では
- S3 → オブジェクト保存
- EBS → EC2ディスク
- EFS → Linux共有
- FSx → Windows / HPC
この 役割の違い を明確に理解することが重要です。
SAAではこの分野の問題は かなり高確率で出題 されます。